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■ HTML5 sectionとかarticleとか
HTML5の本やサイトを見ながら、タグ打ちしている。
著書を読むと、以前のXHTMLにあった正しいマークアップの仕方みたいな感じで、sectionとかarticleとかnavとか、「こう使いましょう」「こう使ってはいけません」とか書いてある。これって、以前にも似たような展開があったようにも感じている。
XHTMLとかいって、正しいマークアップじゃなきゃダメだと、h1タグはどうのこうのとか、tableは使っちゃいけませんとか、html文法チェッカーにかけてエラー出ているからダメだとか、H2リンクしたら次のページではH1タグに文字列を引き継がないとダメだとか・・・、究極的にはSEO原理主義的なそんな展開だったような。
結局は、デザインを実装する上で、かつてあったようなtable入れ子地獄のごとく、div入れ子地獄やid、class当てまくり地獄で、うんざりするようなコーディングをコーダーに納品させられ、どこで閉じてんのか? なにがどうCSSあたってるのか、そんなことに時間を費やされることしばしばだった。最近ではもうそんなコーディング納品させられ手直しするんだったら、自分でタグ打った方がすっきり早いから、地味だけどもHTMLタグは自力でやってたりするわけで。
んで、HTML5のsectionとかarticleとかに戻ると、たとえばsectionタグの説明。
「section・・・汎用的なセクションを表します」
「section・・・この要素はセクショニング・コンテンツに属する要素です。アウトライン・アルゴリズムにおけるセクションを形成します」
「section・・・文章の中のセクション(章・節・項など)を示す要素です」
などなど。これ、いったいどこでどう使うのか、正直言ってよくわからん。
ようはページの中に、異なる派閥があればsectionでまとめて、文章はarticleでくくれってことなんだろうが、結局、こういうわかりにくいタグは、最初は頑張ってタグに意味付けしようと思ったりするのだけれど、そのうち自分も含めて意味付けにがんばることに労力を使う時間もなくなり、idやらclassやらdivやらで、安直にすまそうとする人が増えるのではないだろうか?
それよりも、floatの代替えになるbox-orientをIEでも使えるようにせよとか、独自タグを使えるようにしろ(IE以外は独自タグをCSSでマークアップ可能)とかの方に力を入れてほしかったり。そのほうが、タグを探すのも楽になるし、タグそれぞれの意味付けも独自に可能になる。それにCSSでの実装も、とてもわかりやすくなるはずだ。
そんなわけで、もうちょっとHTML5のタグがんばってみようかと思う。
by p_up_kuniken | 2010-12-29 00:48 | 盲点要点iPhone開発ゼミ ■
- ■著者紹介:渡部恒雄
- 田中邦衛研究所CEO兼エグゼクティブプロデューサー。好きな言葉は「権力」と「八百長」。プログラムとかシステムとか、まだ素人の域を脱していないが、研究所を今後もさらに質量ともに充実したコンテンツを目指していきますので、どうぞよろしくお願いします。